モデル9500 は超音波センサと導電率プローブを組み合わせて使用します

【製品概要】

シリーズ 9500 三成分アナライザは、たとえば電気メッキや表面処理ユニットなどの、酸/塩基と溶解金属から構成されるアプリケーション用に設計されています。
酸と金属成分の化学的濃度を即時に、かつ連続的に分析することが可能であり、ほとんどメンテナンスを必要としません。
これらのアプリケーションには、Rhosonics の非接触型導電率プローブを使用します。

測定溶液

Cu+++硫酸、Fe+++硫酸/硝酸/塩酸、Zn+++硫酸/SC-1/SC-2、HF(緩衝液中)、TMAH/PR

ハイブリッド超音波アナライザ

Rhosonics は、ハイブリッド超音波アナライザと、それに関連する各種センサの開発と製造を専門とする企業です。ハイブリッド超音波分光(US)センサは超音波パルスを特定の方向へ発信し、反射された信号を(大部分の応用では同じセンサを使用して)記録します。
1 回の測定(持続時間 0.05 秒)ごとに、ハイブリッドセンサは被測定媒質内の温度と音速(位相差)、吸収(減衰)、超音波インピーダンスを測定します(使用周波数範囲: 0.7~12.5 MHz)。
60 段階の周波数でこれらの吸収値と位相差データを収集することによって、超音波による指紋とでも言うべき液体の特徴を測定します。
このような指紋情報を有効に活用するために「グローバル校正」という方法が用意されています。「グローバル校正」は、排水やプロセス流体(化学薬 品、酸、塩基、オイル、塩、アルコールなど)を取り扱う代表的アプリケーションでの標準アルゴリズムとして用いられ、指紋データに含まれる多数の性質の異なるパラメータ(密度、mg/l、FTUeq、CODf.eq、TOCeq、TSSeq、 Brix.eq、酸、塩基、オイル、塩類、など)を用いて計算を行います。
この方法を適用することによって、Rhosonics ハイブリッドモニタリングシステムをプラグ&プレイシステムとして利用することが可能となり、お客様はシステムを現場に設置するだけでそのまま直ちに運用を開始することができます。

Rhosonics アナライザ
■ その場分析または抽出分析
■ 難しい課題への最適ソリューションとなるインライン分析
■ 常に最新の情報が即時に得られるインライン連続分析
■ 試薬不要
■ 日常点検の頻度削減
■ 99% を超える稼働率: メンテナンスや再校正のための動作休止不要
■ 可動部がありません: 交換部品の常時在庫不要
■ センサは非常に長い期間にわたる精度と安定性が実証されています
:実質的に再校正不要
■ 結果の検証のためにサンプルの存在を検出
■ 測定値を自動的に温度補償
■ アプリケーションの性質、精度、範囲に応じて経路長を調節可能

利点とソリューション

Rhosonics の最新式センサは現場設置用に設計されていますから、配管ラインやタンクはもちろん、小流量の場合であればバイパスストリームへ直接マウントします。
スラリーのインライン分析をご希望の場合は、この用途に適した新世代超音波センサが用意されています。
このセンサは、非破壊で複数のパラメータ(TSD、TSS、密度、US 温度など)を同時に測定します。

お気軽にお問い合わせください。042-375-2201受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]

カタログ請求・お問合せ